愛知県緑化センターの紅葉 [豊田市] [紅葉特集]

豊田市・みよし市
夕陽にきらめく、池のほとりのあずま屋(2024年12月5日撮影)
第一駐車場近く、堂々としたメタセコイアの並木(2024年12月5日撮影)

■愛知県緑化センターの紅葉

 愛知県政100年を記念して1976年に開園した大規模公園です。広さ48ヘクタールは岡崎公園の4倍強、豊橋公園の2倍強。立地する豊田市藤岡地区はほぼ愛知県の中心に位置し、さらに東海環状自動車道の中山ICのすぐそばとあって、交通至便の場所にあります。
 紅葉についても県民の期待を裏切りません。まずは第一駐車場から歩きはじめてみましょう。いきなり、メタセコイアの並木が出迎えてくれます。圧倒的な高さと深みのあるレンガ色。なんだか、カナダにでも来たような気分です。

緑化センターの本館からも紅葉が楽しめる(2024年12月5日)

 いちばんのお勧めは日本庭園です。3300平方メートル(1000坪)もある広大な池を中心に、日本を代表する造園技術の粋が集められています。
 案内看板によると全体の眺望は鷲羽山(岡山県倉敷市)から眺めた瀬戸内海、池の畔のツツジは修学院離宮(京都市左京区)を模した大刈り込み、州浜は仙洞御所(同上京区)の州浜をイメージしたそうです。
 ちなみに前記京都の2つの施設はともに後水尾上皇が庭づくりに関わっており、県緑化センターの日本庭園に統一感をもたせています。 ここでも紅葉は大切な役割をになっており、池のほとりに植えられ永遠の生命力を表現するマツの背後にあって、季節の移ろいを鮮やかに表現しています。

紅葉の森の向こうに広がる日本庭園の池(2024年12月5日撮影)

 池を巡る園路にも工夫がこらされ、池の背後に向かって上り坂になっており、歩くにしたがって庭全体が刻々と姿を変えてくれます。
 庭園に通じる道にも趣向がこらされており、深いモミジの森を分け入っていくと突然に視界が開け、池が目に飛び込んできます。心憎い演出です。
 駐車、入園とも無料。月曜休園です。

夕陽に輝く日本庭園の池(2024年12月5日撮影)

ちょっと寄り道

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基本情報

◆〒470-0431
 愛知県豊田市西中山町猿田21−1

◆駐車場あり

◆入場無料

◆トイレあり

◆休園日 月曜日・年末年始
 (月曜日が祝日の場合は翌日・12月29日~1月1日)

◆開園時間 9:00~17:00

◆外部サイト
https://www.aichi-park.or.jp/ryokka/

◆お問合せ先
 愛知県緑化センター
 [TEL 0565-76-2106]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

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