のんほいパークのパンジー [豊橋市]

豊橋市
パンジーとペンギンさん(2025年1月17日撮影)
濃色と引き込み線で二重に誘導するパンジーも(2025年2月7日撮影)

■のんほいパークのパンジー

 のんほいパークの大花壇でパンジーが見ごろを迎えています。毎朝の氷点下のなかでも、日中の強い北風のなかでも、ひるむことなくきれいな花を咲かせ続けています。

 のんほいパークで感心するのは、来園者に対するこまかな気配りです。パンジーといえば、パンジーの語源ともなった「考える人」、つまり思いつめたような人の表情を連想させる花模様で知られていますが、ここでは感受性の豊かな子どもたちのことも考えてそうした花は避けているようです。
 代わりに模様のすっきりとした大輪のパンジーが花壇を埋め尽くしています。新種のパンジーが次々と生み出される時代に合って、「次はどの花にしようか」といろいろ考えているに違いありません。

 みなさん「ネクターガイド」という表現をご存じですか。わたしもネットで調べて初めて知ったのですが、「ネクター」は濃厚な果汁、「ガイド」は案内人。つまり「花の中心部に、おいしい蜜を用意しているからこちらに「おいでよ」と花びらに線を描いて誘っているのです。
 冬は昆虫にとっても厳しい季節。おそらくハエは弱々しく飛び、ミツバチは暖かい日を選んでなんとか蜜探しに出かけるようです。
 パンジーの友だちは、こうした必死に生きている昆虫たち。寒さで飛ぶことにも一苦労する友だちに対して、ネクターガイドは最良の案内板になっているのでしょう。
 みなさんもパンジーも見ながら、冬の生態系について思いを巡らせてみませんか。

 のんほいパークの営業は月曜(祝日の場合は火曜)を除く毎日の9時~16時半(入園は16時まで)。入園料は大人600円、小中学生100円。車の場合、1日200円の駐車料金が必要です。

「甘い蜜はここのあるよ」。虫のための誘導路「ネクターガイド」(2025年2月7日撮影)
パンジーとゾウさん(2025年1月17日撮影)

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■ちょっと寄り道


基本情報

◆〒441-3147
  愛知県豊橋市大岩町大穴1−238

◆入園料 大人600円

◆駐車場あり(普通車200円/日)

◆休園日 月曜日
 (月曜日が祝日の場合は翌平日)

◆開園時間 9:00~16:30
(入園は16:00まで)

◆外部サイト
https://www.nonhoi.jp/

◆お問合せ先
 のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)
 [TEL 0532-41-2185]

◆2025年の情報であり、変更される場合があります。

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