■妙厳寺(豊川稲荷)の紅葉
本格的な紅葉狩りとまではいかなくとも、去りゆく秋を感じるには、妙厳寺(みょうごんじ)の紅葉はぴったりです。 少し説明を加えますと「豊川稲荷」は、曹洞宗の妙厳寺が境内に祀(まつ)った守護神「吒枳尼天(だきにてん)」の礼拝所を指します。
厳しい修行の場である曹洞宗寺院と庶民の希望を聞き届けてくれる「お稲荷さん」が同じ敷地内にあるので、なぜか不思議な雰囲気をかもし出してくれています。
したがって境内を散策していると紅葉がいろいろな雰囲気を演出してくれます。まずは同寺でもっとも古い建物とされる山門わき。ここの紅葉はちょっと厳粛な思いにひたらせてくれます。
続いて威容を誇る豊川稲荷の本殿の周囲を見てみましょう。このあたりにほとんど紅葉はありません。「願い事が叶うように」という庶民の願いは、きっと枯れることのない常緑樹が似合うからかも知れませんね。
そして石造りのキツネ1000体が安置されている霊狐塚(れいこづか)に向かってみましょう。
こちらも常緑樹が中心ですが、なかにはみごとな紅葉もあります。キツネの像をよく見て下さい。ほら、巻物をくわえているでしょう。きっとこの巻物には人々を幸せにするための秘術が書かれているのでしょうね。幸せをもたらしてくれるキツネときらびやかな紅葉、とても素晴らしい組み合わせですね。
同寺の開門は5時、閉門は18時。近くに拝観者向けの駐車場あり(乗用車 600円/日)年中無休
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■アクセス
◆〒442-8538
愛知県豊川市豊川町1番地
◆駐車場あり(600円/日)
◆トイレあり
◆JR飯田線 豊川駅、名鉄 豊川稲荷駅から、徒歩で約5分
◆詳細ページ
https://www.toyokawainari.jp/
◆お問合せ先
曹洞宗 円福山 豊川閣 妙厳寺
(豊川稲荷)
[TEL 0533-85-2030]
◆2024年の情報であり、変更される場合があります。