■阿寺の七滝(あてらのななたき)
東三河を代表する滝のひとつです。決してスケールの大きな滝ではありませんが、階段状になった7段の岩を滑り落ちてくる姿は、優雅で力強く、なんともいえない爽快感があります。
車から降りてしばらく川沿いの歩道を歩いて行くと、突然滝が目に飛び込んできます。
滝の全長は62メートル、高さは40メートル。七段目には大きな滝つぼがあり、この滝つぼのふちからは、雄壮な滝の姿がしっかりと眺められます。
滝は赤っぽい礫岩(れきがん)の間をぬって流れ落ちており、このように礫岩をぬう滝は珍しとされ、国の天然記念物に指定されています。
学術的な価値のほか周辺の環境ともよくマッチしているとされ、国の名勝に指定され、日本の滝100選にも選ばれています。
鏡岩は流紋岩(火山岩)の一種でガラス状の結晶が美しい松脂(しょうし)岩でできています。岩のすぐ前には岩の音響効果も考えてつくった鐘撞き堂があり、鏡岩に跳ね返った鐘の音は深く美しく響きわたります。
入場無料。ただし2024年9月現在、災害の影響でアクセスが難しい道もあり、事前に調べておいて下さい。
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■アクセス
◆〒441-1612
愛知県新城市下吉田ハダナシ
◆駐車場あり
◆トイレあり
◆2024年の情報であり、変更される場合があります。