駅から歩いて初詣 名鉄編①三河地区

無量寺本堂(蒲郡市西浦町) 東三河
無量寺本堂(蒲郡市西浦町)

■駅から歩いて初詣 名鉄編①三河地区

 新年を迎え緊急企画「駅から歩いて初詣」を掲載する運びとなりました。近年、繁華街の近くにある神社では警察の指導もあり、大晦日、元旦を中心に駐車場を閉鎖する傾向が強まっています。そこで駅から歩いておおむね15分以内で行くことのできる社寺仏閣を選んでみました。

 まずは三河地区の名鉄沿線を紹介します(すでに各種紹介済みの豊川稲荷は除く)

名古屋本線

【豊橋駅】(特急停車駅)

羽田八幡宮(豊橋市)
羽田八幡宮(豊橋市)

①羽田八幡宮 豊橋駅西口から歩いて10分。

②吉田神社 豊橋駅東口から歩いて15分(路面電車豊橋市内線「札木(ふだぎ)」電停から徒歩5分

③安久美神戸神明社 豊橋駅東口から歩いて20分(路面電車豊橋市内線「市役所前」電停から歩いてすぐ

 いずれも豊橋市民にとっては、祭礼を通じて馴染みの深い神社です。

 羽田八幡宮は10月の「羽田まつり」、吉田神社は7月の「祇園まつり」、安久美神戸神明社は2月の「鬼まつり」で知られ、地元では「豊橋三大まつり」と呼んでいます。
祭神はそれぞれ応神天皇及び神功皇后(羽田八幡)、スサノオノミコト(吉田神社)、天照大神(安久美神戸神明社)。
 それぞれの成立過程は、かつての湿地帯を開墾した場所に設けられた羽田八幡、吉田城の裏鬼門(南西)にあたり、吉田藩の手厚い保護を受けた吉田神社、渥美郡の設けられた伊勢神宮にちなんで造営された安久美神戸神明社などそれぞれが個性的な成り立ちです。

 半日を要して「三社巡り」をするのもいいですね。


【伊奈駅】(急行停車駅)

兎足神社(豊川市小坂井町)
兎足神社(豊川市小坂井町)

①兎足(うたり)神社 伊奈駅から歩いて10分

 兎足神社は旧豊川の河岸段丘面に位置しており、古代からあった宿場の東のはずれに設けられたようです。
 古代、豊川は暴れ川として知られ東側一帯は現在の豊橋市下地町にかけては氾濫原の低湿地でした。
 同神社には氾濫を鎮める効果が期待されたとされています。参拝がてら、歴史にも想いをはせてください。


【国府駅】(急行停車駅)

大社神社(豊川市国府町)
大社神社(豊川市国府町)

①大社(おおやしろ)神社 歩いて5分

 この地方には比較的珍しい出雲大社にちなんだ神社で主祭神は大国主命です。
 平安時代中期に三河守だった大江定基にまつわる話が残されており、定基が出雲に魅せられた歌人だったことから関係づけられたとみられます。

 

 


【東岡崎駅】(特急停車駅)

六所神社(岡崎観光協会HPより)
六所神社(岡崎観光協会HPより)

①六所(ろくしょ)神社 東岡崎駅南口から歩いて5分

 大樹寺をはじめ徳川家康に関した社寺仏閣が比較的駅から離れているのが多い中、六所神社は駅のすぐ近くにあります。
 何よりも極彩色の建物はまるで「岡崎の日光東照宮」、楼門をはじめ建物だけでもいくつもの国重文がありあます。
 徳川家康といえば権現造り。権現造りの特徴は家康公に敬意を示すために供物を捧げる幣殿(へいでん)を本殿、拝殿よりも低い石造りにしているところです。
 家康のお膝元に残る権現造りの建物。初詣を兼ねてぜひ見て下さい。


【知立駅】(特急停車駅)

知立神社の多宝塔(知立市)
知立神社の多宝塔(知立市)

①知立(ちりゅう)神社 歩いて15分

 三河国の二宮(一宮は豊川市の砥鹿神社)として古来より信仰を集めてきました。
 由緒にふさわしく主祭神は鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)。なんとも不思議な名前ですが神武天皇の父とだけ伝えられ、天孫降臨神話の残る日向地方以外では比較的少ないようです。
 ぜひ見てほしいの室町時代に再建された国重文の多宝塔。どっしりとした威厳のある風格は見る者を魅了してやみません。


蒲郡線

【名鉄蒲郡駅】

国天然記念物の社叢に囲まれたの八百富神社(蒲郡市竹島町)
国天然記念物の社叢に囲まれたの八百富神社(蒲郡市竹島町)

①八百富(やおとみ)神社 歩いて20分

 八百富神社は平安時代後期、当時三河国の国司だった藤原俊成が琵琶湖の竹生島より勧請したといわれています。
 竹島は19,000平方メートルの極めて小さな島ですが、島全体の植物群が国天然記念物の指定を受けています。
 神社は標高22メートルの島頂上部にあり、海の守り神、豊漁を約束してくれる神社として多くの崇敬を集めてきました。
 初詣は直接島に通じる海上橋(長さ387メートル)を渡って行けます(通行無料)。


【西浦駅】

無量寺の日本大雁塔(蒲郡市西浦町)
無量寺の日本大雁塔(蒲郡市西浦町)

①無量寺 歩いて5分

 別名がん封じ寺として知られていますが、多くの参拝者が足を運ぶのは住職さんをはじめ寺全体で、「1人ひとりの生き方に寄り添わせていただこう」という姿勢を持っているからです。
 住職の法話は無料で聞くことができ、「元気をもらった」という喜びの声が多く寄せられているそうです。
 玄奘三蔵ゆかりの大雁塔(現在も中国西安にあり)をイメージし、三分の一スケールで建てた七層の塔も人気です。

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◆2026年の情報であり、変更される場合があります。

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