東大山の河津桜「絶妙の三重奏」 [浜松市] [花見特集]

ピンク、緑、黄色の〝三重奏〟 浜松市
ピンク、緑、黄色の〝三重奏〟
ピンクと新緑が美しいハーモニーを奏でる
ピンクと新緑が美しいハーモニーを奏でる

■東大山の河津桜「絶妙の三重奏」

新緑の葉が茂り、絶妙の〝三重奏〟

 浜松市中央区の東大山地区で河津桜が満開を過ぎ、新緑の葉が繁り始めました。一方、後背地の菜の花は満開。ピンクと緑と黄色の〝三重奏〟はまだまだ訪れた人を楽しませてくれそうです。

 同地区の河津桜は21年前、地区内を流れる小規模河川「花川」の堤を散策路にしようと住民が立ち上がり、上流に130本のソメイヨシノを下流に400本の河津桜を植えたのが始まりです。
 後背の荒れ地にも手をくわえて菜の花畑もこしらえました。いまでは市内だけでなく、遠く関東、関西、北陸からも多くの人が訪れる景勝地に育ちました。

 3月19日(水)の夕方、ネットニュースで「散り始め」の報を見てあわてて駆けつけました。

花びらをつつくヒドリガモ(左3羽)と「ふ~ん」と見つめるクロガモ
花びらをつつくヒドリガモ(左3羽)と「ふ~ん」と見つめるクロガモ

 多くの木ではピンクの花と新緑の葉が同居しています。散った花びらは、ひらりひらりと川の中へ。背後では、いまが盛りの菜の花がじゅうたんのように咲きそろっています。
 目を川の中に転じると、ゆるやかな合流点では数百枚の花びらが川面を染めています。
 その花びらを不思議そうに見つめるのが越冬中のカモたちです。草食のヒドリガモはおっかなびっくりクチバシでつつきますが、甲殻類や貝類が大好きなクロガモは知らんぷりです。

 今年の日本列島は1月、2月に立て続けに寒波が襲い、例年なら2月末には見納めの河津桜も、まだ踏ん張っています。
 3月20日~23日はこの〝三重奏〟が楽しめる最後の機会。伊豆半島をのぞけば東海地方最大級、1キロにも及ぶ河津散策路をぜひ堪能してください。

 東名・浜松西インターから5分。浜松駅から路線バスも出ています。

黄色の菜の花は今が盛り
黄色の菜の花は今が盛り

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基本情報

◆〒431-1104
 静岡県浜松市中央区大山町2349-2

◆東名浜松西インターから約5分

◆入場無料

◆駐車場あり
 (臨時駐車場ほか、無料駐車場あり)
 [近隣店舗への無断駐車等はお控えください]

◆トイレあり

◆外部サイト
https://www.at-s.com/event/article/festival/1650446.html

◆2025年の情報であり、変更される場合があります。

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