東山動植物園の河津桜 [名古屋市] [花見特集] 

メジロの写真02 名古屋市
いただきま~す
メジロの写真03
じゃあ、またね

■メジロも大喜び 東山動植物園の河津桜

 名古屋市の東山動植物園で河津桜が間もなく満開を迎えようとしています。平年よりも半月以上も遅い開花とあってか、待ちわびたメジロたちは大喜びです。

 3月13日(木)の午前11時過ぎ、植物園ゾーンに設けられた「桜の回廊」に足を運んでみました。河津桜は早いものでは五分咲きほど。すでにおおぜいのカメラマンたちのシャッター音が響き渡っています。
 来ました、来ました。しかも20羽近くのメジロたちがいっせいに。これだけのメジロをみたのは初めてです。沸き立つ思いを抑え、じっと目を凝らします。

 メジロは名うての「ハニーハンター」です。くちばしは細く長く、桜の花の奥深くまでひといき。そしてくちばしを蜜壺に差し込んだ瞬間、長い舌をまっすぐ伸ばしてたっぷりの蜜を絡め取ります。あっという間です。
 吸い終わった瞬間、「壺がいっぱいになったらまた来るよ」とばかりに未練を残さず飛び立ちます。そして花から花へ。
 相思相愛とはこのことを言うのでしょう。河津桜もメジロたちの体を支えるのには申し分のないほどの太さをもった小枝を四方八方に張り巡らせています。「もっともっと吸い取っておくれ」といわんばかりです。
 河津桜の目的はもちろん、雄しべの先に着いた花粉を別の花まで運んでもらうことです。
 さらに目的はもうひとつあります。種子を遠くまで運んでもらうことです。そうです。初夏には、こちらも甘くみずみずしい果肉をもったサクランボを用意しています。

 おいしい蜜を吸ったメジロは4月にはいると恋の季節を迎え5月には産卵、子育てを行います。そして巣立ったひなたちはサクランボに群がります。 そう考えるとシャッターを押す指にさらに力が加わります。

メジロの写真01
やってきましたよ

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基本情報

◆〒464-0804
 名古屋市千種区東山元町3-70

◆観覧料 大人500円 (名古屋市在住の65歳以上の方100円)

◆駐車場あり(普通車800円/回)

◆休園日 月曜日
 (月曜日が祝日の場合は翌平日、12/29~1/1)

◆開園時間 9:00~16:30
(閉園は16:50)

◆外部サイト
https://www.higashiyama.city.nagoya.jp

◆お問合せ先
 名古屋市東山動植物園
 [TEL 052-782-2111(代表)]

◆2025年の情報であり、変更される場合があります。

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