鳳来寺山 山頂付近の紅葉 [奥三河(新城市)] [紅葉特集]

奥三河(新城市以北)
山頂駐車場わきでは露店も出てにぎやか(2024年11月25日撮影)
ロマンチックな紅葉風景(2024年11月25日撮影)

■鳳来寺山 山頂付近の紅葉 

 「紅色の帯」と地元の人は、胸を張ります。鳳来寺山(695メートル)の山頂駐車場から本堂に続く道のことです。この時期は断続的ながら数百メートル以上にわたってイロハモミジがみごとに色づきます。
 「紅葉の帯」はうっそうとした林道を抜けた瞬間に現れます。モミジの木々の間からは、幾重にも重なる山並み。そして眼下の谷間には1425段の石段に連なる表参道がゆるやかに伸びています。

鐘楼脇では真っ赤なモミジも(2024年11月25日撮影)

 左前方のやや下にはかわいらしい鐘撞き堂が見えます。巨大な鏡岩の前にちょこんと鎮座しています。
 地元の人が教えてくれました。「大晦日に来てごらん。除夜の鐘の音は、鏡岩に反響してそれはそれはすばらしい音を出すから」と。
 次に現れるのは鳳来山東照宮です。家康公をまつった真紅のやしろは巨大な山塊に抱かれるように建っています。背後の直立不動のいかめしい杉木立とは対照的にやしろの正面では、モミジが優しく風に揺れています。

色づいた本堂付近のモミジ(2024年11月25日撮影)

 東照宮から本堂まではわずか数十メートル。杉林を抜けるとそこは建つのは本堂です。まるで羽を広げた鳳凰のような姿。晩秋の穏やかな日差しを浴びてきらめいています。
 せっかくだから先ほど目にした鐘楼まで足を伸ばしてみましょう。ここは隠れた紅葉スポットです。今年も真っ赤に色づいたモミジが出迎えてくれました。
 梵鐘の表面には版画界の鬼才、棟方志功が下絵を描いた日光、月光菩薩と十二神将像が彫られているそうです。

 山頂駐車場は11月末まで「繁忙期料金」が適用されて1100円ですが、12月1日からは紅葉が盛りであっても550円に戻ります。駐車場にはトイレもあります。

眼下に門谷の家並みを望む(2024年11月25日撮影)

ちょっと寄り道

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アクセス

◆〒441-1693
 愛知県新城市門谷鳳来寺1

◆駐車場あり(有料)
 鳳来寺山パークウェイ駐車場(8:00~18:00)
 (普通車550円/日・繁忙期1,100円/日)

◆トイレあり

◆詳細ページ
https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=505

◆お問合せ先
 真言宗五智教団 煙巌山 鳳来寺
 [TEL 0536-35-1004(鳳来寺本堂)]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

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