紫式部ゆかりの石山寺の紅葉 [大津市] [古都の紅葉]

大津市
国天然記念物「珪灰石」越しに多宝塔(国宝)を眺める
仁王門(東大門)からも紅葉が望める

 ■紫式部ゆかりの石山寺の紅葉

 誰が数えたのか境内を彩るモミジの数。石山寺の境内にはイロハモミジを中心になんと2000本もあるそうです。永観堂(京都市左京区)には及ばないけれどモミジ寺の代名詞ともなっている東福寺(同東山区)とほぼ同じ規模です。
 石山寺のモミジには「3つの顔がある」といわれています。
 1つ目は穏やかなモミジ。とくに仁王像のある東門から続く参道には優美なモミジ並木が続き、まだわずかに残る晩秋のあたたかさを感じさせてくれます。
 2つ目は緊迫感をたたえたモミジです。石山寺の境内には珪灰石(けいかいせき)でできた奇岩(国の天然記念物)が複雑に絡み合うようにして林立し、そこに真っ赤なモミジを取り合わせるとあたかも炎に焼かれた鬼のすみかのようです。
 3つ目は幻想的なモミジです。とくにお勧めはライトアップされた夜のモミジ。本堂の眼下に横たわる池の水面には、まばゆいばかりのモミジが鏡のように映り込み、幽玄な美しさを演出してくれます。

境内参道のモミジ並木

 言い伝えによると「源氏物語」の作者・紫式部はここ石山寺に7日間こもり、その間に源氏物語」の構想を練ったとされています。真実か伝説かわかりませんが、伝説を生むだけの深みのある場所というのは確かなようですね。
 見頃は11月中旬~12月上旬。2024年のライトアップは11月15日~12月1日の17:30~21:00。期間中、昼間の入山料は600円ですが、夜間は1000円です。
 アクセスはJR京都駅→東海道本線JR石山駅(新快速13分) 下車後は、
①京阪石山駅から京阪石山坂本線で京阪石山寺駅へ(普通10分)、下車後徒歩10分
②駅前から京阪バスで石山寺山門前へ(10分)、下車後すぐ

紅葉の中にたたずむ国宝の本堂

アクセス

◆〒520-0861
 滋賀県大津市石山寺1丁目1-1

◆入山料600円~
 (各施設別料金/セット券あり)

◆JR京都駅→東海道本線JR石山駅(新快速13分)下車後は、
 ①京阪石山駅から京阪石山坂本線で京阪石山寺駅へ(普通10分)、下車後徒歩10分
 ②駅前から京阪バスで石山寺山門前へ(10分)、下車後すぐ

◆開門時間 10:00~16:00
 (入館締切 15:45)

◆詳細ページ
https://www.ishiyamadera.or.jp/

◆お問合せ先
 東寺真言宗 大本山 石光山 石山寺
 (石山観光協会)
 [TEL 077-537-1105]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

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