くらがり渓谷の紅葉　[岡崎市]　[紅葉特集]

　■くらがり渓谷の紅葉

　本宮山の西側を駆けおりる清らかな水が渓谷をつくり、その渓谷に寄り添うように、麓から山頂近くまで5キロメートル以上にわたって紅葉が続きます。
　麓を彩るのは、かわいらしいイロハカエデです。ほんのりした色づきだったのが12月の声を聞くと､駆け足で深紅に染まっていきます。

少し上ると､今度は豊かな広葉樹の森が、それぞれ個性豊かな紅葉をみせてくれます。
　のっぽのクヌギは大きな葉を赤く染め、どっしりしたケヤキは木ごとに色づくカラーが決まっているらしく、赤、橙、黄色などいろいろな色のハーモニーを奏でてくれます。

　見ていて楽しくなるのはウルシの紅葉です。葉っぱが規則正しくびっしり並んでいて、遠くから見るとまるで大相撲の軍配のようです。

　くらがり渓谷から本宮山の山頂に通じる道は、国有林の林道なので山頂近くまで幅も広く舗装されています。幼い子どもからお年寄りまで誰もが気軽に散策を楽しめます。
　毎年いちばんの見ごろとなる11月下旬～12月上旬には「くらがり渓谷紅葉まつり」と銘打ち、麓の駐車場を会場に地元特産品の即売や、やきいもなどの露店が出ます。

期間中、駐車場は有料(500円)になります。ゲートの開門は午前9時です。