松平郷の紅葉 [豊田市] [紅葉特集]

豊田市・みよし市
高月院から紅葉を望む(2024年11月29日撮影)
子孫を表す石柱の奥に建つ松平親氏像(2024年11月29日撮影)

■松平郷の紅葉

 松平郷は豊田市の市街地から10キロほど東、三河高原の南端付近に位置しており、1965年に後世の徳川家康にもつながる松平氏発祥の地とされています。 松平郷は周辺の城跡(大給城、松平城)のほか、中心部には松平氏の屋敷跡や家康とともに初代の松平親氏(ちかうじ)をまつった松平東照宮、松平氏の菩提寺だった高月院などがまとまっています。全体として国指定の史跡です。 

松平東照宮と紅葉(2024年11月29日撮影)

 まずは松平東照宮に足を運んでみましょう。この敷地には江戸時代前期に東照宮が勧請されるまで、松平氏の屋敷があったそうです。
 一段高くなった石垣は江戸時代初期につくられたとされ、まだ武家の気風が残ったいかめしいつくりです。紅葉は東照宮の拝殿わきに植えられており、晩秋には真っ赤に染まります。

力強さと優しさがみなぎる松平親氏像(2024年11月29日撮影)

 次に松平親氏の銅像に立ち寄ってみましょう。この像は親氏の没後600年にあわせて1993年、瀬戸市在住の彫刻家・長江禄弥さんが制作したそうです。野良着姿で領内を巡っているのでしょうか、たくましさのなかに、威厳と優しさがあります。
 ここは園地屈指の紅葉スポットです。銅像前の通路には7対の巨大な石柱(家康につらなる7代を表しているそうです)が据えられており、通路わきのモミジが群れをなすようにして親氏像と石柱を浮かび上がらせています。

 最後に園地の最奥部、高月院を訪ねてみましょう。裏手の墓地の中央には親氏の墓塔が建っています。高月院は浄土宗鎮西派に属し、この高月院の存在が、大樹寺(岡崎市)はじめ徳川家と浄土宗の関係を深める機縁となったようです。境内地から眺める紅葉も見どころのひとつです。
 園地の駐車は無料、見学も無料です。

高月院の総門から山門と本堂を望む(2024年11月29日撮影)

ちょっと寄り道

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基本情報

◆〒444-2202
  豊田市松平町赤原9-1(松平郷)

◆駐車場あり(無料)

◆入場無料

◆トイレあり

◆営業時間 10:00~15:00(松平郷館)

◆外部サイト
http://www.matsudairagou.jp/

◆お問合せ先
 松平郷ふるさとづくり委員会 事務局
 [TEL 0565-58-1629]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

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