■のんほいパークのメタセコイア
のんほいパークの数ある紅葉植物のなかで、人気投票をしたらおそらく1位に輝くと思われるのが今回紹介するメタセコイアです。
「なぜ1位間違いないって?」―まず植えられている場所がすばらしい。正門から温室に向かうメインストリートの両わきに植えられ、「この公園のシンボルはぼくたちだよ」と胸を張っています。
次に、「葉っぱが尖っている針葉樹は、冬でも緑だよね」という私たちの常識を破ってくれます。メタセコイアの葉は時間をかけ黄、赤、レンガ色にゆっくりと染まっていき、葉が枯れるときは、葉のついた小枝も一緒に振り落とします。ちょっとハードボイルドな落葉です。
そして「メタセコイア」という名前です。メタは「高い次元の」とか「超越した」という意味で使われるので「おお、アメリカ西海岸のあの100メートルにも及ぶセコイアを超えた木か」と思ってしまいます。
でもこれは誤解です。メタセコイアは落葉樹ですが、セコイアは常緑樹です。葉の付き方も違うので同じスギ科でも別の植物です。
メタセコイアの和名はアケボノスギ。でも名前の響きは圧倒的にメタセコイアに軍配があがります。
のんほいパークには中央園路をはじめ120本があるそうです。紅葉は11月中から12月上旬が見ごろ。東三河では珍しいメタセコイア並木をぜひ見に行きましょう。
入園は有料(大人600円)、駐車料金は普通車が1日200円です。
■ちょっと寄り道
■アクセス
◆〒441-3147
愛知県豊橋市大岩町大穴1−238
◆入園料 大人600円
◆駐車場あり(普通車200円/日)
◆休園日 月曜日
(月曜日が祝日の場合は翌平日)
◆開園時間 9:00~16:30
(入園は16:00まで)
◆詳細ページ
https://www.nonhoi.jp/
◆お問合せ先
のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)
[TEL 0532-41-2185]
◆2024年の情報であり、変更される場合があります。