愛知県 桜の名所100選 その3【尾張(下)】

尾張(名古屋市、知多以外)
桜と清洲城天守閣

■愛知県 桜の名所100選 その3【尾張(下)】

 今回は名古屋近郊の清須市、北名古屋市、東郷町、豊山町、大口町、扶桑町と海部(あま)地区を紹介します。戦国、江戸時代から現代まで多彩な歴史遺産の上で咲きほこる桜たちです。

 清洲公園の桜は、なんといっても清洲城との取り合わせがセールスポイントです。清洲城は信長10年の居城だけでなく、信長と家康が同盟を結んだ地でもあり、信長亡き後の後継、領地分配について話し合った会議が開かれた場所でもあります。
 天下取りの原点となった城を前に、力を込めてシャッターを押しましょう。

天王川公園の桜(2025年4月5日撮影)
天王川公園の桜(2025年4月5日撮影)

 津島市以下の7市町(海部地区)の歴史は、治水の歴史と言っても過言ではありません。もともとこの地方は、木曽川の氾濫原で、津島市の天王川公園は、その間の経緯を伝える土地でもあります。
 天王川公園といえば藤棚で有名ですが、藤を前に咲く桜もぜひ見ておきたいですね。

 弥富市の筏川(いかだがわ)の桜もぜひ見ておきましょう。この筏川文字通り、筏が通航した川です。名古屋の堀川運河を通じて名古屋城まで続いており、木曽檜(ひのき)の名木を名古屋城まで運びました。

 飛島村の輪中堤(わじゅうてい)プロムナードは、必死になって村をつくり村を守った農民たちの気概を見て取ることができます。まるで川に浮かんだ船のよう。桜を眺めながら、先人の苦労をしのんでみませんか。

【 尾張 桜の名所 (下)

所在地名称本数開花メモ
清須市清洲公園137本3下旬川の対岸は清洲城
北名古屋市コッツ山公園数十本3上旬市民憩いの公園
長久手市愛・地球博記念公園数百本3下旬190ヘクタールの広大な公園
東郷町愛知池運動公園ほか100本3下旬池の周囲は7.4キロ
豊山町県営名古屋空港前数十本3下旬空港正面の歩道
大口町五条川の桜1700本3下旬岩倉市から続く
扶桑町悟渓屋敷のしだれ桜1本3下旬悟渓は臨済の高僧
津島市天王川公園317本3下旬桜の次は藤まつり
愛西市相ノ川桜並木◆35本3下旬水郷地帯の並木道
弥富市筏(いかだ)川の並木◆数十本3下旬木曽檜を流した川
あま市⽔辺乃並⽊道数十本3下旬しだれ桜が好評
大治町大治浄水場公園10本3下旬枝ぶりが見事
蟹江町佐屋川創郷公園200本3下旬養老山系が一望
飛島村輪中堤プロムナード100本3下旬輪中堤を彩る並木

※◆は夜間ライトアップあり。

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◆2025年の情報であり、変更される場合があります。

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