■放浪のシェフあっくんの実況グルメ 「鴨鍋」(1人前税込2,680円)
食事処「ありがとう」
野趣たっぷりの鴨鍋に舌鼓
2026年、愛知県豊根村と県境を接する南信州の売木(うるぎ)村。今回は雪上がりの青空に誘われて、鴨鍋料理で知られる食事処「ありがとう」に突撃だぜ。

鴨鍋(1人前税込2,680円)(※写真は2人前)は野趣たっぷり。大皿には皿からあふれるほどの鴨肉、そして白菜、長ネギの野菜とエノキダケ、シラタキ、かまぼこも出番を待っている。
うれしいことに、鍋はアツアツの状態で提供されるので、あとは具材を放り込むだけ。薄味のつゆが、甘い鴨の脂で極上のつゆに仕上がっていく。
おっ、凄いじゃないか。肉厚で薔薇色の鴨肉は柔らかいだけでなく、甘みもたっぷり。冬野菜のネギや白菜も鴨肉を絶妙にサポートしているぞ。
箸が止まらない。あっという間に完食だ。自分が猫舌であることを忘れてしまったぞ。

鴨鍋に夢中になってしまったが、店内もいい雰囲気だ。
木造のほっこり感のあるアットホームな店構えだが、一歩足を踏み入れると、そこはまるで狩猟小屋。
一枚板の座卓の上には勇壮なニホンジカのツノが飾ってあり、カウンター背後の壁を木札メニューが埋め尽くしている。
座卓を囲んで地元の子連れ家族が肉料理に舌鼓を打ち、カウンター席ではやはり地元の爺さまが地酒をひっかけている。都会の小洒落たレストランとはまるで違う。村人の息づかいが聞こえてきそうだぞ。
それにしても肉料理の充実ぶりには目を見張る。鍋に限っても鴨鍋のほか猪鍋(1人前3,830円=要予約)も待っている。
焼き肉も充実。牛、豚、鶏のさまざまな部位が勢ぞろい。もちろん南信州特産の馬刺しも楽しめる。
「食べることは生き延びること」―そんな食の原点を教えてくれる店。今度は近くの温泉で宿を取り、じっくりつきあってみる予定だぜ。(2026年1月下旬訪問)
2026.1.下旬


[レポーター]
●放浪のシェフあっくん
大学卒業後、専門学校で調理師免許取得。
ふだんは西洋料理の厨房に立つが必要とあれば和食、中華にも腕をふるう。
旅好きで、とくに温泉入浴を心の底から愛している。
■基本情報
◆〒399-1601
長野県下伊那郡売木村545-4
◆営業時間
11:00~14:00 17:00~21:00
定休日 月曜日(振替休業・臨時休業あり)
◆お問合せ先
食事処 ありがとう
[TEL 0260-28-2256]
◆外部サイト
https://arigato.website
◆2026年の情報であり、変更される場合があります。
