■放浪のシェフあっくんの実況グルメ 「ゆとり膳(山)」(1,750円税込) レストラン「湯とり」(長野県天龍村村営日帰り温泉「おきよめの湯」内)
郷土グルメ×また〜り温泉=『とても幸せ』
2026年の年明け早々、南信州天龍村の「おきよめの湯」に突撃。もちろん体を清める前に、舌のおきよめだぜ。
館内のレストラン「湯とり」。おっ、どうしたんだ。去年の8月に味わった「ゆとり膳(山)」。これぞ質実剛健な男の定食と舌鼓を打ったのだが、今回は馬刺しを中心に色鮮やかな小皿の饗宴に変わっているじゃないか。
男の「祝い太鼓」が舞妓さんの「春の舞」に変わった。それほどの衝撃だぜ。
姫方の大好きな色鮮やかな小皿の饗宴―それは高級ホテルの懐石が南信州に舞い降りたといっても言いすぎじゃない。
細やかな手作業が織りなす極上の作品。

口取りは多彩にして可憐。天ぷらは、地元産のきのこやさつまいをサクサク、しっとりしに仕上げながらもしっかりと食材の歯ごたえと味を伝えてくれる。
お目当ての馬刺しは、モチモチとした食感で臭みもなく、甘み溢れる透明感。それでいて本来の肉肉しさは少しも失っていない。
汁物も素晴らしい。酸っぱさ控えめの『緑の梅』が絶妙なリセット感を演出。ご飯にかけたとろろとの相性は抜群で、汁とご飯だけで無限に食べられそうだ。
スゴいぞ。これほどの料理を出せるレストランは都会でもなかなかない。『至福』も極まれり―
◇
華麗な食の舞に舌鼓を打ったあとは、雪見露天風呂としゃれ込むか。
開放感のある露天風呂には新春の陽光が射し込み、湯けむりの向こうには、岩をはしる川の瀬音、そして白く積もる雪。
館内に戻れば、一面ガラス張りの大きな浴槽。おっ、サウナもあるじゃないか。
なるほど泉質は弱アルカリ性か。肌がすべすべになってきたぞ。世にいう「美人の湯」ってところだな。
おっ、いかん。まだ、お腹の中で先ほどの舞妓さんが華麗に舞っている。そうか、オレと一緒に美人の湯を満喫しているのか。
うれしいけれど、ちょっと恥ずかしいぜ。(2026年1月中旬訪問)
2026.1.中旬

[レポーター]
●放浪のシェフあっくん
大学卒業後、専門学校で調理師免許取得。
ふだんは西洋料理の厨房に立つが必要とあれば和食、中華にも腕をふるう。
旅好きで、とくに温泉入浴を心の底から愛している。
■基本情報
◆〒399-1202
長野県下伊那郡天龍村神原5786番地14
◆駐車場あり(無料)
◆営業時間
レストラン「湯とり」
11時~19時30分(19時LO)
[冬季(12月~3月)=11時~17時]
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日休業)
おきよめの湯
10:00~21:00(20:00最終受付)
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日休業)
◆お問合せ先
天龍温泉おきよめの湯
[TEL 0260-32-3737]
レストラン湯とり
[TEL 0260-32-3918]
◆外部サイト
https://www.vill-tenryu.jp/okiyome_spa/
◆2026年の情報であり、変更される場合があります。
