田原城跡一帯の紅葉 [田原市] [紅葉特集]

田原市
田原城の入口、桜門前に立つ2本のイチョウ
巴江神社の社殿裏ではイチョウが美しく紅葉

 ■田原城跡一帯の紅葉

  コンパクトシティー、田原にふさわしく、田原城跡一帯には多くの歴史遺産がぎゅっと詰めこまれ、紅葉の季節にはモミジやイチョウがそれぞれの施設に彩りを与えています。

 最初に紅葉するのは、田原城跡の南側、復元櫓門(やぐらもん)前にたたずむ2本のイチョウです。イチョウは門の手前で左右に分かれて立っており、その風格とあいまってまるで田原城を守る仁王像のようです。
 この門(桜門)とイチョウの取り合わせは、市民に愛される風景のようで、この季節には多くの市民がカメラはスマホを手にここを訪れ、記念撮影に励んでいます。
 門をくぐれば小ぶりの二の丸、そしてすぐに本丸跡に足を踏み入れることができます。現在、本丸跡は代々藩主を務めた三宅家ゆかりの巴江(はこう)神社が鎮座しています。社殿の背後には、やはり立派なイチョウがそびえています。

桜門のそばで紅葉したモミジの木

 もう一度桜門へ。門の向かって左側には桝(ます)池があり、門と池の間ではモミジが紅葉します。2024年は夏以降の酷暑続きで田原市内でも多くのモミジが傷みましたが、ここは水路わきとあってか、みずみずしい色をしています。紅葉が楽しみです。
 城址から少し西に歩けば、池ノ原公園があり、幕末の画家、洋学者の渡辺華山の蟄居跡が残されています。華山は田原藩の家老として藩政に腕を振るう一方で、学者や画家として西洋文明の深さを知ることで鎖国ではなく開国を望みました。
 華山の蟄居跡のすぐそばに華山の像が建っています。像に収まった崋山は脇差しを腰に、ひるむことなく端然と遠くを見据えています。背後ではイロハモミジが風に揺れています。

博物館をのぞくすべての施設は無料。複数の駐車場もすべて無料です。

池ノ原公園に残されている渡辺崋山の蟄居跡

アクセス

◆〒441-3421
 愛知県田原市田原町巴江10−13
 (田原市博物館)

◆駐車場あり(無料)

◆入場無料(田原市博物館を除く)

◆トイレあり

◆詳細ページ
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/186/

◆お問合せ先
 渥美半島観光ビューロー
 [TEL 0531-23-3516]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

タイトルとURLをコピーしました