高遠城址のコヒガンザクラ [伊那市]

伊那市
休憩施設にもなっている高遠閣(国登録文化財、1936年築造)(2017年04月18日撮影)
春らんまんの高遠城址(2017年04月18日撮影)

■高遠城址のコヒガンザクラ
 満開は4月10日(木)前後か

 ウェザーニュースによると伊那市高遠城址公園のコヒガンザクラの満開は4月10日(木)前後になりそうとのことです(2月28日現在の予想)。

 高遠城址公園には「タカトオコヒガンザクラ」と呼ばれるコヒガンザクラが1500本も植えられており、近年では中部、関東、近畿地方だけでなく海外からの旅行客も多く立ち寄るとのことです。
 高遠城はこの地方の例に漏れず、室町時代に地元の国衆(同城の場合は諏訪氏)が城を築き、次いで近隣の戦国大名(同・武田氏)に奪われ拡張された後、織田信長が攻め落とし、最後に徳川家康がわがものにしたという歴史があります。
 タカトオコヒガンザクラは関東、東北に多いエドヒガンザクラと地元のマメザクラの交雑種で、明治初期に廃城になった直後、荒廃を惜しむ旧高遠藩の藩士らが城下の馬場訓練場「桜ノ馬場」から移植したのが始まりだそうです。

高遠城址から木曽駒ヶ岳を望む(2017年04月18日撮影)

 2025年は1875年(明治8)に公園化されたちょうど150年の節目の年。伊那市によると2024年春現在、1500本のうち130年生以上の古木20本、50年生以上のもの500本もあるそうです。
 同所は天竜川水系の河岸段丘の高台にあり、眺望も抜群です。東には南アルプスの仙丈ヶ岳(標高3,033メートル)、西には中央アルプスの木曽駒ヶ岳(同2,956メートル)の山々が望めます。

 観桜には駐車料金(乗用車1日1,000円)ほか入園料(1人600円)が必要です。

 最後にウェザーニュースの予想を掲げておきます。

開花予想日4月4日(金)
五分咲き4月7日(月)
満開4月10日(木)
桜吹雪4月16日(水)
満開のタカトオコヒガンザクラ(2017年04月18日撮影)
1945年、地元に残る問屋門(江戸時代の問屋役所の一部)が移築され、本丸(奥)への通路に置かれている(2017年04月18日撮影)
空堀の遺構にもコヒガンザクラが繁っている(2017年04月18日撮影)

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基本情報

◆〒396-0211
 長野県伊那市高遠町西高遠810−1

▼以下さくら祭りの情報▼

◆入園料 大人600円

◆駐車場あり(普通車1000円/日)

◆入園時間 8:00~17:00
 最盛期(3分咲きから満開)は 6:00~21:00

◆外部サイト
https://takato-inacity.jp/

◆お問合せ先
 伊那市役所 高遠商工観光係
 [TEL 0265-94-2556]

◆2025年の情報であり、変更される場合があります。

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