■滝山寺(たきさんじ)の紅葉
滝山寺(たきさんじ)は日本の歴史の「テーマパーク」です。飛鳥時代に伝説的な修験道者・役小角(えんのおづぬ)が開き、平安時代以降は源頼朝、足利尊氏、徳川家康ら日本史を彩る権力者たちが崇敬しました。
天台宗の本堂(国重文)そばには三大東照宮(諸説あり)の1つ滝山東照宮(国重文)が建ち、宝物庫には運慶がつくった仏像(同)が安置されています。
同寺は岡崎城の北東約5キロメートルに境内を構え、北東が「鬼門」にあたることから江戸時代以降、毎年2月には幕府行事として「鬼まつり」が開かれます。 このような寺ですから紅葉も歴史遺産を背景に、独特の味を生んでいます。
まずは境内地から数百メートル西にある山門(国重文)の紅葉を訪ねましょう。紅葉の木々を従えるかのようにどっしりと建つ朱色の門は偉容たっぷりです。目を凝らして山門の垂木を見て下さい。おやっ、青と緑のユーモラスな邪鬼が顔をみせています。できれば双眼鏡を手にじっくりと見入ってください。
さて、本堂に戻りましょう。紅葉はいたるところで輝き、本堂、東照宮などの重厚な建物を背景に、存在感を放っています。まるで英雄たちが駆け抜けた1000年の歴史を静かに見つめているかのようです。
拝観できるのは午前9時~午後5時。宝物殿の入館料は400円、東照宮本殿の拝観料は200円。駐車場は無料です。
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■アクセス
◆〒444-3173
愛知県岡崎市滝町字山籠107
◆拝観料400円
(東照宮は別途200円)
◆駐車場あり(無料)
◆トイレあり
◆拝観時間 9:00~17:00
◆詳細ページ
https://www.takisanji.net/
◆お問合せ先
天台宗 吉祥陀羅尼山 薬樹王院 瀧山寺
[TEL 0564-44-2296]
◆2024年の情報であり、変更される場合があります。