
■巴川の青モミジ
作手高原の南部を流れる巴川は、この時期青モミジに彩られます。この青モミジ、川岸に立って上流を向いて眺めるのと、下流を向いて眺めるのとでは印象がまるで違います。名づけて「二度おいしい青モミジ」―。
ここは新城市作手高松地区。巴川は地区内の県道435号作手保永海老線に沿って北に向かって流れています。
まずは体を上流に向けてみましょう。川はわずか数キロしか離れていない巴山から一気に下ってくるので、川の中の岩や石にぶつかるたびに勢いよく飛沫を上げます。
さらに太陽が南に位置することで、景観全体が暗い翳りを帯びます。本来は若々しく軽やか青モミジも逆光の中では一種の神秘的な色調に沈みます。
ここで、体を反転させて下流を眺めてみましょう。景色は急に牧歌的になります。
全身に浴びた青モミジはまるで、光と戯れながらダンスを踊っているかのようです。モミジの青葉は命を燃やすように輝いています。
モミジだけでなく川の表情も一変します。光に照らし出された巴川の川底では砂がきらきらと輝いています。そこに青モミジが明るい緑を川面に映し出し、えもいわれぬ美しさを演出してくれます。
4月30日(水)の正午前、現場で取材をしていると、ルアーフィッシングをしている男性に出会いました。
日進市からやってきたこの男性は、「ここは最高の場所。巴川は放流アマゴ釣りでも有名なんだ。30センチのアマゴが釣れた瞬間は最高だよ」とうれしそうでした。
皆さんも右向き(上流方向)と左向き(下流方向)で「二度おいしい」、巴川の青モミジ狩りに出かけてみませんか。

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■基本情報
◆〒441-1536
愛知県新城市作手保永東当5
(オハツキイチョウから県道435号線を北に約5キロメートルの区間)
(※カーブ付近での駐車はお控え下さい)
◆駐車場あり
(オハツキイチョウの場所)
◆トイレあり
(オハツキイチョウから北に約2.7キロメートル)
◆外部サイト
https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=617
◆お問合せ先
新城市観光協会
[TEL 0536-21-0015]
◆2024年の情報であり、変更される場合があります。