巴川沿いの紅葉 [奥三河(新城市)] [紅葉特集]

奥三河(新城市以北)
巴川の幻想的な光景(2024年12月3日撮影)
空を染上げる紅葉(2024年12月3日撮影)

 ■巴川沿いの紅葉

 「野生の美しさ」にあふれた紅葉です。新城市の作手高原。標高500メートルの冷気と、水量豊かな清流がはぐくんだ「紅葉の傑作」です。  
 「野生の美しさ」は激しい生存競争から生まれるようです。モミジの幹は光を求めて高く、高く。そして枝は横へ横へ。川を覆うほど伸びています。
 このたくましい生命力は、見る者に感動を与えてくれます。「きれい」というより、「息をのむ美しさ」です。
 この野生のモミジは巴川に沿って数キロメートルも続き、場所ごとにいろいろなドラマをみせてくれます。がんばっている小さなモミジにはつい、応援したくなります。

オハツキイチョウは黄葉真っ盛り(2024年11月25日撮影)

 途中、ぜひ目にしたいのが道路を挟んで巴川とは反対側にそびえる「見代(けんだい)のオハツキイチョウ」の巨木(高さ30メートル)です。通常のイチョウの変種で実(ギンナン)と一緒に葉がつくこと名づけられたようです。ただし見代の木は雄株なので実はつきませんが…

 観光資源としては1級の紅葉スポットですが、地元ではあまり宣伝をしていません。川沿いの道路が生活道路で、狭いからです。紅葉の時期は事故が多く「カーブ付近では絶対に車を停めないで」と呼びかけています。

巴川を覆う紅葉(2024年12月3日撮影)

 巴川は作手高原の北、巴山を源流として作手高原を経て豊川に合流します。面白いのは豊田市足助の香嵐渓も同じ名前の川が流れており、2つは途中で分岐した「兄弟川」です。

 今年は12月中旬まで楽しめそうです。場所は新城市から作手高原に入ってまもなく、新城警察署戸津呂(とづろ)駐在所の前を右折してすぐです。

自然が創り出す虹色の景色(2024年12月3日撮影)
巴川を覆うモミジの木々(2024年11月25日撮影)
巴川の清流に映えるモミジ(2024年11月25日撮影)

こちらもチェック


アクセス

◆〒441-1536
 愛知県新城市作手保永東当5
 (オハツキイチョウから県道435号線を北に約5キロメートルの区間)
 (※カーブ付近での駐車はお控え下さい)

◆駐車場あり
 (オハツキイチョウの場所)

◆トイレあり
 (オハツキイチョウから北に約2.7キロメートル)

◆詳細ページ
https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=617

◆お問合せ先
 新城市観光協会
 [TEL 0536-21-0015]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

タイトルとURLをコピーしました