■巴川沿いの紅葉
「野生の美しさ」にあふれた紅葉です。新城市の作手高原。標高500メートルの冷気と、水量豊かな清流がはぐくんだ「紅葉の傑作」です。
「野生の美しさ」は激しい生存競争から生まれるようです。モミジの幹は光を求めて高く、高く。そして枝は横へ横へ。川を覆うほど伸びています。
このたくましい生命力は、見る者に感動を与えてくれます。「きれい」というより、「息をのむ美しさ」です。
この野生のモミジは巴川に沿って数キロメートルも続き、場所ごとにいろいろなドラマをみせてくれます。がんばっている小さなモミジにはつい、応援したくなります。
途中、ぜひ目にしたいのが道路を挟んで巴川とは反対側にそびえる「見代(けんだい)のオハツキイチョウ」の巨木(高さ30メートル)です。通常のイチョウの変種で実(ギンナン)と一緒に葉がつくこと名づけられたようです。ただし見代の木は雄株なので実はつきませんが…
観光資源としては1級の紅葉スポットですが、地元ではあまり宣伝をしていません。川沿いの道路が生活道路で、狭いからです。紅葉の時期は事故が多く「カーブ付近では絶対に車を停めないで」と呼びかけています。
巴川は作手高原の北、巴山を源流として作手高原を経て豊川に合流します。面白いのは豊田市足助の香嵐渓も同じ名前の川が流れており、2つは途中で分岐した「兄弟川」です。
今年は12月中旬まで楽しめそうです。場所は新城市から作手高原に入ってまもなく、新城警察署戸津呂(とづろ)駐在所の前を右折してすぐです。
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■アクセス
◆〒441-1536
愛知県新城市作手保永東当5
(オハツキイチョウから県道435号線を北に約5キロメートルの区間)
(※カーブ付近での駐車はお控え下さい)
◆駐車場あり
(オハツキイチョウの場所)
◆トイレあり
(オハツキイチョウから北に約2.7キロメートル)
◆詳細ページ
https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=617
◆お問合せ先
新城市観光協会
[TEL 0536-21-0015]
◆2024年の情報であり、変更される場合があります。