牛の滝「涼味と伝説の場所」 [豊川市] [行楽ガイド]

「牛の滝」伝説にちなんだ牛の石像=「牛の滝」そばで 豊川市
「牛の滝」伝説にちなんだ牛の石像=「牛の滝」そばで

■牛の滝

「県道わきの穴場スポット 涼味たっぷり」

素朴な風合いの不動明王像と名の由来となった牛の像
素朴な風合いの不動明王像と名の由来となった牛の像

 豊川市指定の天然記念物、しかも主要県道のすぐそば。でもほとんどの人が「牛の滝」の案内看板をチラ見するだけで通り過ぎてしまいます。なぜでしょう。ぜひ立ち寄ってもらいたい清涼スポットなのに…。

 「牛の滝」という名前で損をしています。もしこれが「狼の滝」だったら若者がバイクで乗りつけ、「アライグマの滝」だったら女の子が自撮り棒を手に次々とやってくるに違いありません。
 しかし「牛の滝」となると「昔、牛の体を洗った滝じゃねえのか」で終わってしまいます。

 最初に名前の由来を訪ねてみましょう。説明文よるとこうです。昔、東上村の六左衛門が滝つぼで鮎取りをしているといきなり滝の中から牛が現れ突進してきました。六左衛門は命からがら逃げ帰ったものの、その夜高熱にうなされて死亡してしまいました。
 それ以来、「これは滝に住む竜神さまのたたりだ」として「牛の滝」と名づけて滝の周辺を神域として大切にしてきたそうです。
 確かに神域です。周辺はタブ、シイ、アラカシなどの常緑広葉樹が天然林をつくっており、下層には日陰に強いセンリョウ、アオキなどが生えています。冬でも緑あふれる貴重な暖地性の群落です。
 滝は二段になっており上流の落差10メートル、幅2メートルの勇壮な滝を雄滝(おだき)、下流の落差4メートル、幅4メートルのちょっと小ぶりな滝を雌滝(めだき)と呼んでいます。
 滝をつくっているのは本宮山の南東を水源とする境川で、江戸時代は宝飯郡(ほいぐん)東上村と八名郡川田村(現新城市川田)をこの川が分けていたそうです。

 2024年度、豊川市は最寄りのJR飯田線東上駅と牛の滝を結ぶ散策路を整備しました。片道約30分。あなたも新緑、深緑に包まれながら歩いてみませんか。

展望台から見た雄滝
展望台から見た雄滝
眼下に流れ落ちていく雌滝
眼下に流れ落ちていく雌滝

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基本情報

◆〒441-1201
 豊川市東上町滝ノ入82-34

◆駐車場あり(無料)

◆トイレあり

◆外部サイト
https://www.city.toyokawa.lg.jp/soshiki/sangyokankyo/shokokanko/2/2/3177.html

◆お問合せ先
 豊川市観光協会
 [TEL 0533-89-2206]

◆2025年の情報であり、変更される場合があります。

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