大和の大イチョウ [豊川市] [紅葉特集]

豊川市

 ■大和の大イチョウ

 とにかく大きい。高さ25メートルは豊川稲荷本殿(30.6メートル)にはかなわないけれどビル8階に相当する高さです。
 枝ぶりも圧巻です。枝の張りだし幅は30メートルもあり、こちらは豊川稲荷の正面入口の幅(23.6メートル)をはるかにしのぎます。
 愛知県内には、その大きさから「ビッグ3」ともいわれる巨樹があります。それぞれ豊田市時瀬、一宮市起、津島(津島神社境内)にあり、いすれも樹齢300年を超えており、すべて愛知県の天然記念物に指定されています。

 でも、大和の大イチョウは指定されていません。理由は単純です。まだ「若い」からです。イチョウは約100年前の1922年、新しく誕生した大和尋常高等小学校の発足を記念して植えられました。
 「若い」からこそ、ちっちゃな若木の時から今にいたるまで地元の人たちはこのイチョウをわが子のように見守ってきました。だから)のそそぐ愛情はひとしおです。

 木を囲むようにゆったりした空き地が設けられ、ゆったり見物できるように駐車場も整えられています。

 大和小学校はいまはなく、跡地には大和保育園が建ち、園児たちは毎日、大和地区のシンボルであるこの大イチョウ見上げ、ときには木の根方で遊んでいます。
 大和という名前は「大きく和する」という意味で、村の合併にあわせてつけられました。大イチョウはこれからも地区の愛情を受け、大切に守られていくことでしょう。

 見頃は11月下旬~12月上旬。毎年ライトアップも行われます。駐車場は無料、見学も無料です。

色づき始めた大イチョウ(10月中旬撮影)

アクセス

◆〒441-1222
豊川市豊津町割田53-1(大和保育園裏)

◆駐車場あり(無料)

◆詳細ページ
https://www.toyokawa-map.net/spot/000256.html

◆お問合せ先
 豊川市観光協会
 [TEL 0533-89-2206]

◆2024年の情報であり、変更される場合があります。

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